PowerPointではどのフォントを選べば良いか

どんなフォントを選べばいいのか


今回は「イマドキのPowerPoint研修」記事で触れた3つのポイントの1つであるフォントについて紹介したいと思います。PowerPointに限ったことではありませんが、資料作成の際に「どんなフォントを選べばいいか?」という悩みをもった方は多いと思います。

IllustratorPhotoshopなどを頻繁に使用するデザイン業界では、デザインの基本としてフォントの知識をお持ちの方が多いでしょうが、デスクワークでPowerPointを使用される方がフォントの知識を持っていることは稀だと思います。

デスクワークでPowerPointを使用する方にも分かりやすくフォントについて説明いたします。

フォントで変わる見た目


下の画像は同じ文章を3つのフォントで入力しています。MS明朝、MSゴシック、メイリオというWindows標準のフォントです。標準のフォントですから、ほぼ例外なくWindowsマシンにインストールされています。

フォントメイリオ
他にもたくさんのフォントがインストールされていると思いますが、PowerPointでプレゼンテーションを行う際、本当に使えるフォントはごくわずかです。明朝体は部分的にものすごく細いため、そもそもプレゼンテーションには向きません。なのでゴシック体をつかうべきなのですが、メイリオというフォントがオススメです。

オススメのフォント「メイリオ」


なぜメイリオがオススメなのか?分かりやすく3つの理由を述べていきます。

Windowsに標準搭載

フォントは無償有償、数多く存在します。自分好みのものをインストールされている方も多いと思いますが、PowerPointのデータに関わらず、作成したデータをだれかに送る場合、その相手にも同じフォントがインストールされていないと問題が発生します。標準搭載されているフォントであれば、相手の環境を気にする必要はありません。

可読性重視で作られたフォント

メイリオはWindows Vista以降に搭載されたフォントです。字面は大きく、やや横幅は広く、横組みでの可読性を重視して作られているので、PowerPointの資料作成には最適です。アンチエイリアスでフォントのエッジがクリアになり、見た目も非常に綺麗です。

太字(Bold)に対応

フォントによっては太字のBold設定が見た目、それほど太く見えないものがあります。プレゼンテーションの資料やスライドではメリハリをつけるために、太字は欠かせません。しっかり太くなるメイリオはインパクトあるPowerPointの資料作りに役立ちます。

フォントBold設定

最適なフォントサイズ


プレゼンテーションのシーンによって最適なフォントサイズがあります。大きな会場でスクリーンに映し出して、、、そんなケースの場合、後ろの方でも文字が読めるかどうかを考えなればなりません。印刷した配布資料であれば少々小さい文字でも大丈夫でしょうが、あまりに小さい文字がただただ並んでいる資料は読み気が失せてしまいます。

フォントサイズの参考例

  • スクリーン投影時 20pt以上
  • 印刷した配布資料 10pt以上

またスクリーンに投影しているPowerPointのスライドをそのまま印刷して配布資料としているセミナーをよく見かけます。配布資料は詳細な情報を伝えるため、文字量が多くなる傾向があり、逆にスクリーンに投影するスライドは文字の量を少なく、伝えたいことを絞って作成します。

面倒と感じるかも知れませんが、聴衆に伝わる分かりやすいプレゼンテーションを目指すのであれば、スクリーン投影用と配布資料用を分けて作成することをオススメいたします。

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この記事を書いた人

吉野竜司|Ryuzi Yoshino株式会社アイクラウド 代表取締役CEO

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