ウェブ集客におけるSEOの目的と効果とは?有効性を見極めるために確認しておきたい2つのこと

ウェブ集客におけるSEOの目的と効果とは?有効性を見極めるために確認しておきたい2つのこと
そのウェブ集客、有効ですか?ウェブ集客の要のひとつであるSEOについては、さまざまなことがいわれています。中には古い情報が含まれていることもあり、誤ってそのような情報を掴んでしまうと、逆効果になりかねません。そこで今回は、SEOの意味とその目的についてお伝えします。セミナーや研修選びにお役立てください。

この記事の内容

  • そもそもSEOとは?何のために必要な対策なのか?
  • SEOが変化し続ける意味と最新情報のみ有効な理由
  • 確認すべきはSEOの最新情報のリソースとSEO運用の経験値

そもそもSEOとは?何のために必要な対策なのか?


SEOを一言で表すならば、効率的にウェブ集客ができる方法といえるでしょう。同じウェブ集客の手段でも、ウェブ広告と比較すると費用面で優れているため、多くの企業でSEO対策が講じられています。比較的コストを抑えながら効率的に集客ができるSEOとは、そもそもどのようなものでしょうか。今回は、その問いに立ち返ってみましょう。

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化のことです。検索エンジンとは、GoogleやYahoo!などに代表される、インターネット上の情報検索システム(サーチエンジン)を意味します。では、最適化とは何でしょうか。

最適化を辞書で調べると、「『最適化』というのは本来、目的に対してもっとも適切な方針・計画をたて、設計を行い、あるいはそうした選択を行うことを意味することばである」(コトバンク https://kotobank.jp/)とあります。

検索エンジンにおける最適化を考えるとき、企業側ではなくユーザー側の視点が必要不可欠です。SEOは、企業にとっては少ない費用で効率的にウェブ集客ができる方法だとしても、ユーザーにとっては意味が異なるからです。ユーザーにとって重要なことは、常に有益な情報が提供されることにほかなりません。

最適化とは、ユーザーにとって有益な情報を常に提供する検索エンジンであり続けるため、どのコンテンツを検索上位に表示させるかという順位づけの仕組みそのものといえるでしょう。その順位づけが変更される際に行われるのが、よく聞く「アップデート」です。

SEOが変化し続ける意味と最新情報のみ有効な理由


「アップデートで上位表示されるコンテンツが変わる」とは、よくいわれることです。それは、コンテンツの評価軸が変わることからきています。ユーザーにとって「有益な情報」の定義がつねに更新されるからだといってもいいでしょう。

今では笑い話ともいえる一例をご紹介します。かつては、リンクを数多く記載しているコンテンツが有益とされていたことがありました。本来なら、関連するほかのコンテンツにユーザーがすぐに移動できるという点が評価されるはずだったのでしょう。

しかし、これを逆手に取って上位表示を狙う、よからぬ企業が存在しました。リンクが多ければ上位表示されるらしいということで、内容に乏しいながらもリンクだけは多く盛り込んだコンテンツを量産したのです。その結果、順位の混乱という結果を招きました。

繰り返しになりますが、ユーザーにとって有益な情報を提供することが、検索エンジンとしての使命です。その後、リンクの質に関するアップデートが行われて事態は収束していくのですが、このアップデートは、コンテンツの評価軸が分かりやすく変更された事例として、今も広く知られています。

このことから分かるのは、インターネット上にコンテンツが増え続ける中で、どのコンテンツがユーザーにとって真に有益なのかが、検索エンジンには常に求められるということです。

ユーザーの利益のためのSEOですから、古い対策は検索上位を獲得できないばかりでなく、コンテンツとしての信頼性そのものを下げてしまう可能性があります。つまり、アップデートが行われる度に最新情報をキャッチしているかがSEO対策では重要です。

確認すべきはSEOの最新情報のリソースとSEO運用の経験値


検索エンジンとしてGoogle Chromeが事実上のスタンダードとなっていることから、SEOで注目されているのはGoogle社のSEO対策です。SEOを学ぶ、導入する、活用する際に、情報源としてGoogle社が登場しないとしたら不自然といえるでしょう。

Google社は、アップデートの具体的な内容を非公開にすることを公表しています。つまり、Google社の公式なアナウンスやメディアなどの限られた情報から「今回はこうだろう」と推測するしかありません。これまでのアップデート履歴からその内容を予測することになります。

そこで重要になってくるのが、予測の精度です。この予測は、過去の実績から数式で算出されるものではなく、インターネット上のホームページやECサイトなどを含むコンテンツが、これまでどのような変遷を経て今に至っているのかを踏まえた上で、時代の要請やユーザーニーズの動向を考慮し考え出されるものです。

そこに必要なのは、やはり人の知見といえます。SEOを使ったウェブ集客のコンサルティングやウェブ解析にもとづく集客提案を重ねてきた実績がものをいいます。そのような経験に加えて、そこからどのような経験知(経験値ではなく)を得ているかも重要です。

手前味噌と揶揄されるかもしれませんが、弊社の講師陣には、大手メーカーや大手システム開発会社、名門私立大学などのウェブ集客を改善してきた歴戦の猛者が揃っています。Google社のアナウンスやメディアの発表など、ただ見聞きした情報を伝えるだけにとどまらず、経験知を活かして事象を解説、有益な情報をお伝えすることができるという自負があります。

まとめ


ウェブ集客の難しさのひとつに、「企業が見て欲しい情報」と「ユーザーが見たい情報」との差があります。SEO対策を意識したことのあるウェブ担当者であれば、コンテンツのタイトルやキーワード、PV、コンバージョン率、ナビゲーション、サイトの構造などに悩んだ経験があるでしょう。

発信する側に立った途端に、ユーザー側の視点は見えなくなってしまいがちです。その溝を埋めるのがウェブ集客の目的であり、SEOの役割といえます。広告よりも低予算で検索される確立を上げることができるSEOを学んで損をすることはない、といっても過言ではないでしょう。

この記事を書いた人

吉野竜司|Ryuzi Yoshino株式会社アイクラウド 代表取締役CEO

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